戦時下の深名線鉄道工事、雨竜ダム工事、浅芽野(あさじの)飛行場建設工事などで犠牲になった日本人、朝鮮人の遺品を展示してきた「朱鞠内・笹の墓標展示館」(旧光顕寺)が雪の重みで倒壊しました。多くの人々の支援で再生運動が進んでいます。
展示できなくなった遺品、写真パネルなどを、この機会にあなたの地元に展示して、観ていただくことになりました。強制労働によって亡くなった尊い命が長く埋もれてきました。1997年から日本、韓国、中国、台湾、アイヌの青年たちが共同で発掘し追悼しました。犠牲になった人々を思いながら、東アジアの未来に希望をつなぐ展示です。
墓標展示館巡回展は2022年5月21日(土)〜29日(日)に札幌キリスト教会にて開催されます。5月29日のクロージングシンポジウムを東アジアメディア研究センターが共催します。
シンポジウムでは、1997年から強制動員犠牲者の遺骨発掘と追悼事業を継続してきた東アジア市民ネットワーク(旧東アジア共同ワークショップ)の参加者の方々にご登壇いただき、これまでの活動と東アジアの未来について語っていただきます。
【笹の墓標展示館札幌巡回展クロージングシンポジウム「東アジアの未来に希望の種を」〜記憶の継承】
日時:2022年5月29日(日)午後2時〜午後4時
会場:札幌キリスト教会(札幌市北区北8条西6丁目2-18)
基調講演:金英丸(韓国民族問題研究所対外協力室長)
パネリスト:呉明熙
道又嘉織
高智代
司会:玄武岩(北海道大学)
シンポジウムに関する情報は、こちらのURLをご参照ください。
https://www.sasanobohyo.com/2022-5-21-sapporo
イベント情報