2020年以降、日本軍「慰安婦」制度や関東大震災における朝鮮人虐殺を正当化し、在日コリアンや沖縄、被差別部落など日本のマイノリティのネガティブなステレオタイプを助長する、ハーバード大学ロースクールのJ・マーク・ラムザイヤー教授が発表した一連の論文が学術的な基準を満たしていないことで広く批判されました。情動的な主張を展開する歴史修正主義の組織的な動きが幅を利かせ、学知そのものがそれに取り込まれているのです。2023年度第1回の日韓連帯フォーラムでは、聖公会大学の趙慶喜さんがラムザイヤー論文に切り込んで、その問題点について解説します。
日時:2023年4月26日(水)18:30~20:00
講演:「ラムザイヤー論文の歴史歪曲と文化的レイシズム」(オンライン開催)
講師:趙慶喜(チョウ・キョンヒ、韓国・聖公会大学教授)
~趙慶喜プロフィール~
1973年、日本生まれ。聖公会大学東アジア研究所副教授。主な共著に『主権の野蛮:密航・収容所・在日朝鮮人』(ハンウル、2017)、『〈戦後〉の誕生:戦後日本と「朝鮮」の境界』(新泉社、2017)、『残余の声を聴く:沖縄・韓国・パレスチナ』(明石書店、2021)などがある。
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