北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
特別講演会
日中文化交流における留学僧の役割
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院では、8月6日(金)、中国美術学院書法学部教授の韓天雍・文学博士をお招きして特別講演会を実施します。
韓教授は日中間の書法比較研究の第1人者であり、また自ら篆刻の創作も行い、中国書法家協会会員、西印社社員でもあります。講演会では、ご著書の『中日禅宗墨跡研究―及其相関文化之考察』を中心に、日本の鎌倉、室町時代における「日中文化交流における留学僧の役割」について、お話していただきます。
当時の日本における禅宗の誕生やその発展、社会的影響などに果たした留学僧や来日した中国の高僧の役割について、興味深いお話をお聞きできるとともに、現在、本大学院にもたくさんの留学生が入学していますが、文化交流などの面で、両国で学ぶ留学生や教員にとって、様々な示唆が得られるものと思います。
韓教授は1957年中国・瀋陽市生まれ、遼寧大学日本語学科卒業後、92年中国美術学院で修士号を取得、さらに首都師範大学にて博士号を取得されました。中国美術学院教授の傍ら98年以降、日本の岐阜女子大学でも特任教授として隔年、教鞭を取られています。またたびたびご自身の作品の展覧会も開催されており、インターネットでも作品が公開されています。
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