8月28日、日本マス・コミュニケーション学会と韓国言論学会との共催で日韓シンポジウム『北朝鮮報道と日韓メディア』を北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟103教室で開催いたしました。
北朝鮮をめぐるメディアの報道について、日韓の研究者が集中的な分析を試みる国際シンポジウムでした。日韓の報道の違いやその背景、あるいはともに政権交代を経験する中で見られた変化など、多角的に議論されました。討論では、報告者が一堂に会し、活発な議論がなされました。
基調講演
「第二次世界大戦後の日本における北朝鮮をめぐる言説空間の形成」 (鶴木眞・松山大学教授・東京大学名誉教授)
「韓国言論の北朝鮮報道態度」(朴永祥・漢陽大学名誉教授)
新聞メディアの北朝鮮報道
「韓国の対北朝鮮政策に対する日本新聞の報道」(金錫遠・社会調査会社勤務)
「韓国新聞に現れた北朝鮮報道」(金京熙・翰林大学/盧基永・翰林大学)
「天安艦事態に現れた韓国の言論報道」(文聖喆・漢陽大学)
映像メディアからみた北朝鮮
「ニュース映像による北朝鮮の可視化と視聴者の記憶」(李光鎬・慶応義塾大学)
「韓国テレビニュースに現れた北朝鮮報道」(金京煥・尚志大学)
「自衛隊協力映画に見る北朝鮮象」(須藤遙子・玉川大学)
<討論>
総合司会: 玄武岩(北海道大学)
パネリスト: 金錫遠、金京熙、文聖喆、李光鎬、金京煥、須藤遙子
コメンテーター: 森類臣(立命館大学コリア研究センター)、權晩羽(慶星大学)
イベント情報