講師:松井 理恵 先生(北星学園大学非常勤講師)
九州の炭鉱地域・筑豊で、知識人と炭鉱労働者らが参加して1950年代末に創刊された文芸誌『サークル村』。その中心メンバーの森崎和江は、日本植民地時代の朝鮮で生まれ、敗戦までの17年間を過ごした植民者二世です。森崎は炭鉱労働や女性の自立など、戦後日本のさまざまな問題について数多くの作品を発表してきました。その旺盛な文筆活動の原点には、植民者としての「原罪」があります。
今回の東アジアセミナーは、森崎が朝鮮での少女時代の経験を綴った『慶州は母の呼び声』を韓国で出版すべく翻訳を進めている松井理恵先生を講師に迎え、森崎の思想を通じて今後の日韓関係を模索します。
参加無料、申し込み不要です。ご参加をお待ちしています。
添付のポスターをご覧ください。
主催:北海道大学メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
問い合わせ:東アジアメディア研究センター
eastasian2★imc.hokudai.ac.jp (★を@に変えて送信してください)
イベント情報