シンポジウム「戦後日本の市民社会と東アジア‐ベトナム反戦運動から東アジアとの「連帯」へ‐」
日時:2016年7月29日(金)13時20分~17時30分(開場:12時50分)
場所:学術交流会館 第1会議室(1階)
主催:北大大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
近年、東アジアの環境の変化の過程のなかでさまざまな社会運動が発生しています。しかしそれらは、国境を超えた、広がりのあるものにはなっていません。そのようななかで、改めて1970年代の社会運動を当時の時代背景のなかで検討し、日本の社会運動がアジアへ目を向けていった要因を分析する意義は大きいと考えます。そこから何か示唆がえられるのではないか。本シンポジウムはそのような趣旨のもとに企画されました。特に日本の市民運動がアジアに視点を移していった初の事例となる「ベトナムに平和を!市民連合」(ベ平連)に注目します。その国際的な連帯に焦点をあて、1970年代の時代状況を検討しつつ、その意義を明らかにします。
ベ平連関連のドキュメンタリーを数多く制作されたテレビマンユニオンの坂元良江さん、べ平連を含めた日本の市民運動を研究されているオーストラリア国立大学日本研究センター長のサイモン・アベネル先生、広く東アジアの市民社会、公民社会の形成について研究されているメルボルン大学の小川晃弘先生にご登壇いただきます。
申し込み不要、参加費無料です。多くの方のご来場をお待ちしています。〈添付のチラシをご覧ください〉
【プログラム】
13時20分~13時30分
趣旨説明
山田義裕(北大大学院メディア・コミュニケーション研究院院長)
13時30分~13時50分
問題提起「ベトナム反戦運動から東アジアとの連帯へ(仮題)」
渡邉浩平(北大大学院メディア・コミュニケーション研究院教授)
13時50分~15時
「メディアと日本の社会運動-となりに脱走兵がいた時代‐(仮題)」
坂元良江(テレビマンユニオン プロデューサー)
15時~15時30分
「日本の60年代~70年代の市民運動におけるアジア観(小田実、鶴見良行など)(仮題)」
サイモン・アベネル(オーストラリア国立大学日本研究センター長)
15時30分~15時50分
コメント「東アジアの市民社会形成から見た戦後日本の社会運動(仮題)」
小川晃弘(メルボルン大学教授)
15時50分~16時
〈休憩〉
16時~17時30分
総合討論・質疑応答
坂元良江、サイモン・アベネル、小川晃弘、渡邉浩平
司会:水溜真由美(北大大学院文学研究科准教授)
問い合わせ:北大大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
✉Eastasian2@imc.hokudai.ac.jp ☎011-706-5143 (芳賀)
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