日本帝国が崩壊して70年余が経ちますが、旧植民地には帝国が関与したモノが存在し、
それらをめぐって人や社会が多様な意味を読み解いています。
本ワークショップは、第一部では建築物と産業遺産に、第二部は写真と映像に着目し、
戦後社会の表象が多様な文脈のせめぎあいの中で構築されているさまを検討します。
主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
共同研究補助金「帝国解体と女性:断絶/連続する脱植民地の生活世界」プロジェクト
問い合わせ:パイチャゼ スヴェトラナ e-mail / svetaalvarez@imc.hokudai.ac.jp
※添付のチラシもご覧ください。
【プログラム】
◆第一部 日本帝国の歴史遺産(13:00~)
松井 理恵(北星学園大学非常勤講師)
「歴史的環境保全とコミュニティの経験―韓国・大邱における北城路近代建築物リノベーションを事例として―」
平井 健文(北海道大学博士課程)
「帝国の記憶の再表象に対する抵抗の可能性:サハリンに残る日本統治下の製紙工場群を事例に」
上水流 久彦(県立広島大学)
「台湾の日式建築物の現在~他国との比較から」
コメント パイチャゼ スヴェトラナ(北海道大学)
進行 藤野 陽平(北海道大学)
◆第二部 日本帝国に残された映像(15:15~)
松本 ますみ(室蘭工業大学)
「華北交通写真のジェンダー表象」
池川 玲子(大阪経済法科大学客員研究員)
「映画監督坂根田鶴子の1940年代 北海道から「満洲」へ」
コメント 冨成 絢子(北海道大学)
進行 玄 武岩(北海道大学)
◆全体討論(16:45~)
進行 藤野 陽平(北海道大学)
◆17:30終了予定
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