韓国の軍事政権のもと、逮捕、投獄を経ても挑戦を続けた韓国人ジャーナリスト2人を招き、講演会を開催します。
社会で何が起きているのか、事実を知りたい、知らせたい。その生き証人のジャーナリスト2人が、「過去」を振り返り、民主化された「いま」を語ります。
(入場無料。学生以外の方には資料代として300円いただきます)
北海道大学学術交流会館 第一会議室(札幌市北区北8条西5丁目、1階)
午後6時~9時(開場:午後5時40分)
第1部 報告「言論人の闘い」
「ハンギョレ新聞の意義」 任在慶さん(ハンギョレ新聞創設メンバー、元副社長)
「獄中闘争を乗り越えて」 李富栄さん(元東亜日報記者、自由言論実践団理事長)
第2部 鼎談「市民メディア運動への道」
コーディネーター 玄武岩(北大大学院教授)
<講演者プロフィール>
・任在慶(イム・ジェギョン)さん
朝鮮日報記者を経て1974年韓国日報に移った。1974年「民主回復国民宣言」、1980年には新軍部を糾弾した「知識人134名時局宣言」に参加し、韓国日報を解任、投獄される。1984年民主言論運動評議会の結成に参加した後、民主言論市民連合にて共同代表、指導委員、理事などを歴任。1987年に「国民会議」共同代表として、6月民主抗争に参加し、1988年ハンギョレ新聞の創刊に参加した。1936年生まれ。
・李富栄(イ・ブヨン)さん
東亜日報記者時代、自由言論実践宣言をし、1975年解職、投獄された。以後、民主統一民主運動連合を担い、1986年の5.3仁川事態などで5回服役。永登浦刑務所では、ソウル大生水拷問致死犯の捜査官と同じ棟に収監され、隠蔽捏造された事件の真相を知る。この経緯はカトリック司祭を通じ、光州民主化抗争7周年の集会で明らかにされたが、映画「1987 ある闘いの真実」に詳しい。90年以降、政界に転身。1942年生まれ。
主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
共催:日本ジャーナリスト会議北海道支部、メディア・アンビシャス
後援:北海道新聞社、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の各北海道支社
問い合わせ:090-9755-6292(山本)
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