「台湾で香港の雑誌をつくる:民主主義、コミュニティ、アイデンティティ」
2020年以降、香港では国家安全法が猛威を振るって、言論の自由を失いつつあります。民主主義を求める香港の人々は、海外に渡って新たな組織とコミュニティを立ち上げ、民主化運動を続けていこうとしています。
「如水」(Flow HK)は、世界中の若い香港活動家たちが創刊したグローバルな香港専門誌です。事務局は台湾に拠点を置いています。雑誌の発行やイベントの開催を通じて、世界各国で暮らしている香港人のコミュニティを構築していきます。香港の言語や文化などのアイデンティティを守りながら、政治や社会問題をめぐる議論を展開していきます。権威主義に抵抗する人々の声は、民主化運動を進化させるエネルギーになると信じています。今回の講演では「如水」のスタッフ二名が創刊の経緯や香港民主化運動での「如水」の役割を踏まえて、台湾と香港の市民連帯の最前線を日本の市民に紹介します。
【開催日時】2月19日(日)18時-20時(17時半開場)
【場所】北海道大学学術交流会館小講堂
※参加無料・予約不要
【講師】
Candia Tong
《如水 (Flow HK)》 副事務局長。香港生まれ。台湾に留学し、NGO職員として務めた。台湾の社会問題と海外香港人コミュニティの発展に取り組む。
江旻諺(ジャン ミンヤン)
《如水 (Flow HK)》編集委員。台湾生まれ。香港大学経済学部卒、台湾国立清華大学社会学・中国研究修士。元香港大学学生自治会新聞《学苑》副編集長。香港の民主化運動に参加。卒業後、台湾で香港と台湾の市民社会のコーディネーターを務める。主に出版とコミュニティ活動を通じて、海外の香港市民運動とともに民主化運動を推進している。
使用言語:中国語(日本語通訳付き)
司会:玄武岩(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院東アジアメディア研究センター長)
通訳:許仁碩(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院助教)
主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
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