2015年4月23日『戦後韓国と日本文化――「倭色」禁止から「韓流」まで 』を出版。

本センターのスタッフである金成玟准教授が執筆した『戦後韓国と日本文化――「倭色」禁止から「韓流」まで』が出版されました。

内容紹介

韓国社会は日本をどのように見てきたのか。独立後、国民形成のために「倭色」として日本的なものを排除し、1998年まで大衆文化の移入を禁じていた。にもかかわらず、日本の文化や商品が求められ続けたのはなぜか。戦後韓国の大衆文化の行方を現在の「韓流」まで追いながら、日韓の間にある、否認と欲望のメカニズムを鮮かに解き明かす。


内容(「BOOK」データベースより)

韓国社会は日本とどのように出逢ってきたのか。日本的なものとしての「倭色」が禁止された独立直後から、「日韓関係」が築かれるなか、「日本大衆文化禁止」が新たに構築・遂行された六〇‐八〇年代、その「禁止」が解体された九〇年代を経て、逆に「韓流」現象が起きた二〇〇〇年代に至るまで、日本の文化や商品はどのように越境し続けたのか。冷戦の文化、近代化、グローバル化の問題圏のなかでこれを論じ、国境を越えた日韓の文化空間のなかにある「否認と欲望のダイナミズム」を鮮かに解き明かす、新しい文化批評の誕生!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

金成玟
1976年韓国・ソウル生まれ。ソウル大学校言論情報学科修士課程修了、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。東京大学大学院情報学環助教、ジョージタウン大学大学院訪問研究員などを経て、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門はメディア文化研究、国際地域文化研究。

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