本センターのスタッフである玄武岩准教授が編集した『越境するメディアと東アジア リージョナル放送の構築に向けて (東アジアメディア研究の地平) 』が出版されました。
内容紹介
メディアコンテンツの越境は何をもたらすのか
日本・韓中・中国におけるアニメやドラマなどのコンテンツ流通におけるダイナミズムに着目し、大衆文化の生産・消費・表象・規制が織りなすメディア空間の諸相を明らかにする。
とりわけ日本の大衆文化に対して中国・韓国が行った「受容・改変・規制・排除」といった様々な文化的実践を分析。また、各国のメディアにあらわれる社会問題や歴史認識が他国ではどのように理解され、あるいは理解されていないのかを考究する。
日韓中のメディア政策の実態とコンテンツ流通における問題点を明らかにし、各国が国益を相対化して、東アジアの平和と安定を醸成するためのリージョナルメディア(地域統合型放送空間)構築の可能性と方向性を探る。
内容(「BOOK」データベースより)
日本・韓国・中国の大衆文化は、交流の時代から共有の時代へと大きく転換してきた。アニメやドラマなど越境するコンテンツの生産・消費・表象・規制が織り成すダイナミックなメディア空間の諸相から、東アジアの平和と相互理解を醸成するためのリージョナル・メディア(地域統合型メディア)を構想する。
著者について
玄 武岩(ひょん・むあん)
1969年生まれ。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門はメディア文化論、日韓関係論。
著書に『韓国のデジタル・デモクラシー』(集英社新書、2005年)、『統一コリア~東アジアの新秩序を展望する』(光文社新書、2007年)、『コリアン・ネットワーク-メディア・移動の歴史と空間』(北海道大学出版会、2013年)。共著に『興亡の世界史18 大日本・満州帝国の遺産』(講談社、2010年)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
玄/武岩
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門はメディア文化研究、日韓関係論。
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