長編にもかかわらず、台湾でチケット完売続出!
話題の傑作ドキュメンタリー、札幌でトーク付き無料上映へ
第二次世界大戦中、日本軍の一員として戦地に送られ虐殺に加担した台湾人のこと、日本人として収容所に送られた台湾人のこと、マレー人と華僑の間にあった葛藤のこと……。「加害/被害」の枠組みでは捉えきれない、長い間忘れられていた記憶をマレーシア出身の監督が捉える4時間50分のドキュメンタリー。東南アジア各国、台湾、そして日本の“島から島へ”と撮影を重ね、資料(口述、家族の手紙、日記、映像)を集めて真実へと近づいていく。マレーシアの森の中に埋もれていた声が今、観客の耳元で呟き始める——。
7月12日(土)開場 9:00
第1部上映 9:30-12:00
休憩 12:00-13:00
第2部上映 13:00-15:30
休憩 15:30-15:45
ゲストトーク 15:45-16:45
※監督と顧問が登壇予定。日中通訳付き。
会場:北海道大学情報教育館3階スタジオ型研修室(18条門から南下し、西側2つめの建物)
入場料:無料(申込不要)
監督 廖 克發(ラウ・ケクフアット)
マレーシア出身、台湾を拠点に活動する映画監督。2013年、台湾で最優秀脚本賞を獲得。監督としてのデビュー作『Boluomi』(2019)は釜山国際映画祭で上映され、台湾映画祭「金馬奨」の最優秀新人監督賞にノミネートされた。短編映画『Nia's Door』(2015)は、釜山国際映画祭で最優秀短編映画賞とソンジェ賞を受賞し、第38回クレルモンフェラン国際短編映画祭に選出された。
歴史考証顧問 藍 適斉(ラン・シチー)
台湾国立政治大学歴史学部准教授。専門は台湾史、歴史記憶論。台湾出身の日本軍人・軍属だった台湾籍日本兵と戦犯について研究している。
主催:北海道大学東アジアメディア研究センター
後援:さっぽろ自由学校「遊」/メディア・アンビシャス/「Peacedays」実行委員会
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