東アジアメディア研究センター(CEAMS)は、外務省の「日中研究交流支援事業」の助成を受けて、国際シンポジウム「ネットが変える中国、ネットで変わる日中関係」を開催しました。
本シンポジウムでは、社会科学院ニュース・メディア研究所の研究者、人民日報社のネット世論の調査・分析スタッフやメディア研究者のみならず、ネットを 通じて活発な発言をしているジャーナリストやクリエイターを招聘し、中国におけるネットの置かれた多様な局面を明らかにし、さらに、今後の日本と中国のコ ミュニケーションのあり方について議論を深め目的で開催されました。200名を超す参加者を得て、活発な議論が展開されました。
◆日時: 2010年1月19日(火) 15:00~18:15 (受付14:30)
◆場所: 経団連会館 国際会議場(東京・地下鉄「大手町駅」直結)
◆挨拶:社会科学院新聞与傳播研究所・副所長 荘前生
第一部 中国はネットにどう対処しているのか
報告1「中国におけるインターネットの10年と中国政府の政策」
社会科学院新聞与傳播研究所・所長 尹韵公
報告2「インターネット世論の分析」
人民日報社絡中心輿情観測室・副秘書長 單学剛
コメント 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
同東アジアメディア研究センター・准教授 西茹
第二部 ネットは中国社会に何をもたらすのか
報告3「インターネットと公民社会の発展」
南方都市報・主席研究員 張平(筆名:長平)
報告4「ネット社会と文化の影響」
ショートフィルム・クリエイター 胡戈
コメント 共同通信国際局・記者 古畑康雄
第三部パネルディスカッション
インターネットの発展と新たな日中間のコミュニケーション
パネリスト:
北京外国語大学国際新聞与傳播系・教授 展江
東京新聞・東京新聞論説副主幹 清水美和
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院長・教授 高井潔司
社会科学院新聞与傳播研究所・所長 尹韵公
北京外国語大学国際新聞与傳播系・教授 展江
司会:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院・教授 渡邉浩平
閉会の辞
横浜市立大学名誉教授・矢吹晋