開催日時:2013年9月25日(水) 15時00分~講演会「中国基層社会の変化とメディア・世論」

開催日時:2013年9月25日(水) 15時00分~

場所:北海道大学メディア・コミュニケーション研究棟105教室(北17条西8丁目)

東アジアメディア文化交流プロジェクト
講演会「中国基層社会の変化とメディア・世論」  
 9月下旬、重慶市の元党書記・薄熙来の裁判が開かれました。中国版ツイッター「微博」は裁判の様子を逐一伝えました。裁判所の前には薄熙来の支持者が多数集まったと言います。薄元書記は文化大革命の革命歌の斉唱に象徴されるように、毛沢東への回帰路線を掲げました。「先富論」、つまり「一部の人々が先に豊かになる」とする鄧小平路線を否定するかのような政治思想は人々の心を捉えたと言えます。
 いまなぜ毛沢東主義に帰依する人々がいるのか。市場経済化によって多元化した中国には、さまざまな社会思潮が現れましたが、エキセントリックな意見がなぜいまメディアを通じて社会に表出されるようになったのでしょうか。そして、党・政府はメディアを統制しつつも、時にそのような民意を御することができずにいるように見えます。
 中国の社会でいま何がおこっているのか。そして、そこにメディアや世論はどのように関わっているのか。
 北京外国語大学教授・展江先生をお招きして、現在進行中の中国社会の変化とメディア・世論について考える場を持ちたいと思います。展江先生は、権力や社会の不正を監視するメディアのウオッチドッグ(世論監督)機能について実践的な活動を続けてこられた研究者です。ジャーナリストや研究者を集めた世論監督についてのシンポジウムを毎年開催されています。
この度、国際交流基金の招きで、9月いっぱい東京に滞在されており、それを機に札幌にお越しいただきました。
中国社会はどこに向かおうとしているのか。民意はいずこにあるのか。そして、中国社会の変容にメディアはいかなる役割を果たすのか。それらの問題について議論を深めます。ぜひご参加ください。
 

日時:2013年9月25日(水)15時~18時(14時45分会場) 
場所:北海道大学メディア・コミュニケーション研究棟105教室(北区北17条西8丁目) 

講演 15時~16時半 
 

「中国の基層社会の変化とメディア・世論(仮題)」(逐次通訳)
北京外国語大学教授・展江 

休憩 16時半~16時45分 
討論 
 

16時45分~18時 
問い合わせ先:
 

 

 

 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
 東アジアメディア研究センター 渡邉浩平
 電話:011-706-5283 email:koheiw@imc.hokudai.ac.jp