開催日時:2014年7月12日(土) 13時30分~シンポジウム「『炭鉱』『夕張』が語りかけてくるもの」のお知らせ

開催日時:2014年7月12日(土) 13時30分~

場所:北海道大学情報教育館3階スタジオ型多目的中講義室(北17条西8丁目)

 東アジアメディア研究センターでは、一昨年度より、「東アジアメディア文化交流プロジェクト」との名を掲げ、東アジアの良質な映像作品の上映を通じた、意見交換の場をつくっています。東アジアメディア文化交流プロジェクトは、中国でも実施し、2012年度は、「記者たちの水俣病」(熊本放送、2000年)とソウルの都市開発による立ち退き問題を扱ったドキュメンタリー映画「二つの扉」(韓国、2012年)を北京と広州で上映しました。また、昨年度は、1981年に発生した夕張のガス突出事故を描いた「地底の葬列」(北海道放送、1983年)を上映し、中国のメディア研究者、ジャーナリスト、学生と交流をはかりました。
 今回、中国におけるドキュメンタリー上映の報告会をかねた、「夕張」「炭鉱」を考える議論の場を以下の通りつくりました。
 第一部では「地底の葬列(中国語字幕版)」をご覧いただき、中国での交流会のご報告をいたします。第二部では、夕張地域史調査室の青木隆夫さんをお招きして「炭鉱を語りつぐこと(仮題)」と題してご講演をいただき、「地底の葬列」の制作者である後藤篤志さんを交えて討論を行います。
 空知から炭鉱が消えて20年の月日が経ちました。しかし、かつての炭都・夕張は、財政再生団体となり、「炭鉱」は私たちに多くのことを語りかけてきます。一方、中国において炭鉱は現在進行形の問題であり、事故も絶えません。
ささやかな試みではありますが、炭鉱の歴史を振り返り、その過去を未来にどのようにつなげてゆけるのか、考える場になればと思っております。ぜひご参加ください。

日時:2014年7月12日(土)13時30分~17時30分
場所:北海道大学 情報教育館3階 スタジオ型多目的中講義室 (北17条西8丁目) 
主催:メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
共催:メディア・コミュニケーション研究院院内共同研究プロジェクト「トランスナショナルな公共圏におけるメディア文化とアイデンティティ」

13:30開始(13:00開場)
第一部 中国で考える「夕張」
13:35~14:55 『地底の葬列』(中国語字幕版)上映
14:55~15:15 「『地底の葬列』は中国でどのように見られたのか」渡邉浩平
15:15~15:30 休憩
第二部 「炭鉱」を語りつぐこと
15:30~16:00 「『炭鉱』を語りつぐこと(仮題)」青木隆夫(夕張地域史調査室)
16:00~17:30 討論 青木隆夫
          後藤篤志(元北海道放送記者、「地底の葬列」制作者)
問い合わせ先:
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属
東アジアメディア研究センター 渡邉浩平
 電話:011-706-5283 koheiw@imc.hokudai.ac.jp              以上