『トランスナショナル・ジャパン-ポピュラー文化がアジアをひらく』の岩波現代文庫復刊を記念して、豪州モナシュ大学教授・岩渕功一先生の講演会を開催いたします。同著は、1990年代以降のアジアにおけるポップ・カルチャーの越境と交流の政治的・社会的意味を先駆的にとらえることで、その後の東アジアのメディア文化研究に多大な影響を与えました。
講演会では、今一度1990年代以降の動向を思い起こしつつ、日本とアジア諸国との間のつながり方や対話の可能性についてお話しいただきます。後半の討論では、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センターのスタッフとともに、最新の日中韓のメディア産業動向を踏まえ、激変する東アジアの大衆文化秩序について話し合います。
2016年10月18日(火)16:30~18:30
北海道大学情報教育館3階 スタジオ型多目的中講義室
(北17西8)
16:30~17:30 岩渕功一教授 講演「方法としてのトランスアジア-いかに<アジア>をひらくのか-」
17:30~18:30 討論会「激変する東アジアの大衆文化秩序」
報告① 玄武岩(メディア・コミュニケーション研究院准教授)「中国における〈韓流〉の包容と排除-韓国の視点から」
報告② 王梓安(国際広報メディア・観光学院博士課程)「〈限韓令〉から考える中国政府の文化産業政策」
コメント 岩渕功一
司会 渡邉浩平(メディア・コミュニケーション研究院教授)
主催:北海道大学大学院 メディア・コミュニケーション研究院附属
東アジアメディア研究センター
問い合わせ:芳賀 eastasian2@imc.hokudai.ac.jp
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