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イベント情報

シンポジウム「革命・民族・客家ー原点から現代中国を問い直すー」のご案内

開催日時:2018年12月1日(土) 13時30分~

場所:北海道大学メディア・コミュニケーション研究院 メディア棟105室

2期目に入った中国の習近平政権は「中華民族の偉大なる復興」という国家スローガンを掲げつつ大国化路線を歩んでいます。ただ、この「中華民族」が「偉大なる復興」を遂げるとはいったい何を意味し、最終的に何を目指しているのか、ということが一般にはよく理解されないまま独り歩きをしている現状があります。
中国の経済大国化、軍事大国化が国際社会に様々な波紋を投げかけているのは周知のことですが、実は「中華民族の偉大なる復興」に含意された巨大中国の将来的な「くにのかたち」がよく見通せないという点にこそ、中国が脅威論も含めてかまびすしく論議される根源があるのではないかと考えられます。ここで問わなければならないのは、中国においてさえも深く吟味されることなく、自明のものとしてイメージされている「中華民族」とはそもそも何なのかという疑問です。
現代中国研究の第一人者、矢吹晋・横浜市立大学名誉教授と、内モンゴル出身の気鋭の文化人類学者、楊海英・静岡大学人文社会科学部教授をお招きし、「革命・民族・客家」を切り口として現代中国の有り様を原点から再検討したいと思います。
(参加費無料。できるだけ下記連絡先に事前申し込みをお願いします)

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<プログラム>
13:30-13:35 主催者挨拶
13:35-14:25 講演「連邦中国論――中華世界の求心力と遠心力」
       矢吹晋 横浜市立大学名誉教授
14:25-15:15 講演「少数民族の民族自決運動は〈中国革命の一部か〉」
       楊海英 静岡大学人文社会科学部教授
15:15-15:25 休憩
15:25-16:05 報告「中国革命の中の客家――屈折するエスニック集団」
       藤野彰 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授
16:05-16:40 鼎談 矢吹晋×楊海英×藤野彰
16:40-17:00 質疑応答


<講演者プロフィール>
矢吹 晋(やぶき・すすむ)
1938年生まれ。1962年東京大学経済学部卒。アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て同大名誉教授。現代中国論専攻。21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一顕彰協会代表理事。著書に『中国の夢-電脳社会主義の可能性』、『習近平の夢』、『南シナ海領土紛争と日本』、『対米従属の原点ペリーの白旗』、『敗戦・沖縄・天皇』(以上、花伝社)、『沖縄のナワを解く』(世界書院)など。

楊 海英(Yang Haiying)
1964年、南モンゴルのオルドス高原生まれ。モンゴル名オーノス・チョクトの日本語訳は大野旭。静岡大学人文社会科学部教授。専攻、文化人類学。博士(文学)。主な著書に『墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(上・下、岩波書店)、『植民地としてのモンゴル――中国の官制ナショナリズムと革命思想』(勉誠出版)、『中国とモンゴルのはざまで―ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(岩波書店)、『モンゴル人の中国革命』(筑摩書房)など。

藤野 彰(ふじの・あきら)
1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、読売新聞記者として約34年間報道に携わり、上海特派員、北京特派員、シンガポール支局長、国際部次長、中国総局長、編集委員などを歴任。2012年から北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。専門は現代中国論。著書に『嘆きの中国報道』(亜紀書房)、『現代中国の苦悩』(日中出版)、『臨界点の中国』(集広舎)、『「嫌中」時代の中国論』(柏艪舎)、『客家と中国革命』(共著、東方書店)、『現代中国を知るための44章』(共編著、明石書店)など。

●問い合わせ・参加申し込み
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
藤野 彰
電話:011-706-5404
afujino@imc.hokudai.ac.jp

●会場場所
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院 メディア棟105室
(札幌市北区北17条西8丁目)
地下鉄南北線「北18条駅」下車、徒歩10分
*「高等教育推進機構」と「情報教育館」の間を西に入り、突き当たりの6階建ての校舎の1階です。