第17回「日韓連帯フォーラム」は道内外の研究者をお招きし、2日にわたりワークショップを開催します。
近年の日韓関係の葛藤の根源を診断し、未来志向のパートナーシップの展望を開くためには、政治や経済部門ではない、社会・文化における交流の実践と歴史に注目することが重要です。本ワークショップでは、「日韓連帯」というトランスナショナルな「運動文化」の多様な経験が日韓関係において位置づけられる政治社会学的な性格について議論します。とくに、「日韓連帯」を抵抗空間としての「公共圏」だけでなく、共感とコミュニケーションのあり方として「親密圏」のもつ政治的役割にも注目し、運動内での個人のアイデンティティや文化的ダイナミズムが構築されていくプロセスを浮き彫りにします。
*zoomでオンライン参加できます。下部のフォームよりお申込みください。
第17回「日韓連帯フォーラム」ワークショップ
「親密圏と公共圏からみる〈日韓連帯〉の政治社会学」
【日時・場所】
12月17日(金)16:00-18:30 北海道大学メディア・コミュニケーション研究院 メディア棟101室
18日(土)13:00-18:00 同 メディア棟407室
~プログラム~
〇12月17日(金)
16:00〜16:30 主旨説明
玄武岩(北海道大学) 戦後補償運動の物語アプローチ
16:30〜18:30 セッション1ー戦後補償運動と〈日韓連帯〉 (進行:玄武岩)
金明柱(梅光学院大学) 関釜裁判を支援する会の実践
金誠(札幌大学) 日本の戦後責任をハッキリさせる会の実践
呉世宗(琉球大学) 沖縄戦時における朝鮮人という問題
〈討論〉
〇12月18日(土)
13:00〜15:00 セッション2ー親密圏としての〈日韓連帯〉 (進行:金誠)
本庄十喜(北海道教育大学) 北海道における朝鮮人強制動員犠牲者をめぐる〈日韓連帯〉
松井理恵(跡見学園女子大学)大邱の植民地景観の保全と活用
倉橋耕平(創価大学) 〈平和の少女像〉を展示する実践
〈討論〉
15:00〜15:10 休憩
15:10〜17:10 セッション3ートランスナショナルな公共圏と〈日韓連帯〉 (進行:本庄十喜)
李美淑(立教大学) 日韓連帯運動の構造分析の試論
金敬黙(早稲田大学)市民運動論からみる〈日韓連帯〉
森類臣(摂南大学) ジャーナリズムにおける日韓連帯の事例研究
〈討論〉
17:10〜18:00 総合討論ー公共圏と親密圏の〈日韓連帯〉
コメント 藤野陽平(北海道大学)
【参加申し込み】(対面)当日直接会場にお越しください。
(zoom)以下のフォームより申し込んでください。当日午前中までに接続情報をメールでお送りします。
〈申し込みフォーム〉https://forms.gle/BMKqWadR6z7o74Mx5
【問い合わせ】北海道大学メディア・コミュニケーション研究院
附属東アジアメディア研究センター
下郷・芳賀(eastasian2@imc.hokudai.ac.jp)
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