日時:10月27日(日)18:00-20:00
題目:前半「NUGの活動と少数民族の状況」/後半「クーデター後の海外に暮らすミャンマー人の活動」
概要:NUG(National Unity Goverment)とは、クーデター後に設立されたミャンマー国民統一政府のことです。現在、国軍と対峙するための資金を世界規模のネットワークを用いて集め、日本を含む世界各国の政府に対しては国軍ではなく NUG を正式な政府として認めるよう訴えています。NUG の特徴の一つとして、これまでのミャンマー政府とは異なり、大臣や副大臣に少数民族出身者を任命していることが挙げられます。今回の前半は、NUG の活動と少数民族の状況について解説し、後半は、NUG と連携を図りながら、あるいは独自に世界各地で繰り広げられているミャンマー人の活動について紹介します。
場所:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院メディア棟407会議室(オンラインあり)
前半の講師:ソーバラティン(NUG 駐日代表・在日カレン民族連盟幹部)
ミャンマー少数民族のカレン族出身。高校生だった1988年にデモに参加し、仲間が次々と軍事政権に拘束されたため、1990年にタイ国境へ逃亡して難民キャンプで暮らした経験をもつ。1992年10月に来日して働き、 2006年に難民認定。現在、NUG 駐日代表のほか、在日カレン民族連盟(KNL)の幹部や NPO 法人PEACE(ミャンマー少数民族支援団体)の副 理事長なども務めている。
後半の講師:キンゼッヤミン(国際ミャンマー学者・専門家協会理事)
1981年生まれ。2008年4月に日本外務省による奨学金プログラムで来日。1年間日本語を学び、東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学の修士課程に進学。卒業後は都内医療系コンサルタント会社に就職。医療サービス企画、医療安全や臨床研究の分野に携わる。在日ミャンマー青年学生団体の立ち上げに関わり、多文化交流や社会貢献活動に参加。クーデター後は、国際ミャンマー学者専門家協会の一員としてミャンマーの支援活動をしている。
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