台湾語は台湾の主要言語の一つで、3割以上の台湾人は日常生活において主に台湾語で話しています。
17世紀以降、福建省南部から台湾に移住してきた人々の母語として、日本語や中国語を取り入れ、独自の「台湾語」が生まれました。
一方、日本植民統治や戦後の中華民国政権は、長い間、台湾語を「方言」として禁止し抑圧してきました。
80年代以降、民主化とともに台湾語の復興運動によって台湾語メディアに再び注目が集まりました。
今回の講演では、ラジオ、ネットメディア、ポッドキャストなどのメディアミックスで活躍しているジャーナリストが、抑圧された台湾語メディアの歴史を踏まえ、言語とメディアの境界線を超える最新の取り組みを紹介します。
【開催日時】2024月12月17日(火)13時-14時30分
【場所】北海道大学メディア・コミュニケーション研究院メディア棟一階105教室
【講師】林冠瑜(リン グアンユ)
元出版社編集者、新聞編集者、記者、台湾語ラジオニュースパーソナリティ。
2015年から台湾語ラジオ局「宝島ネットワーク」で報道・時事評論番組《宝島少年兄》パーソナリティ、2021年から婦人科医師とともに女性の悩みを相談するポッドキャスト《烏烏と話そう!》パーソナリティ。ジェンダー問題、人権問題及び台湾語の普及を推進している。
使用言語:台湾語、中国語(日本語通訳付き)
通訳:許仁碩(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院助教)
主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
共催:JSPS科研費 基盤研究(B) 23K25484「デジタル時代のアジアにおける社会運動と戦争に関わる言論空間と集合的記憶の形成」(研究代表者:阿古智子)、令和6年度北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院共同研究補助金『東アジア・ジャーナリズム共同研究の新たな展開』(研究代表者:城山英巳)
※参加無料
※申込はHsuJS@imc.hokudai.ac.jp 許までご連絡ください
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