<日韓連帯フォーラム>は、日韓関係に携わる研究者・活動家たちが、平和研究を基盤にしてポスト冷戦時代を見据えた新たな日韓関係のあり方について対話を行い、市民社会の領域から「65年体制」を乗り越える方法を提案するものです。過去の日韓連帯を政治的・運動論的な視点に押しとどめるのではなく、社会的・経済的領域にまで広げて、21世紀の日韓関係にふさわしい概念として再生し、これに「平和研究」を接続する試みです。202012月には、各分野の専門家が参加するシンポジウムを開催し、学際的なアプローチを通して提示する「日韓連帯」の新しいパラダイムを研究者と市民社会が共有します。

*本フォーラムは韓国国際交流財団(KF)の助成によって運営します。
*フォーラムおよびシンポジウムの開催日は、決まりしだい本HPにアップします。

<한일연대포럼>은 한일관계에 관심을 갖는 연구자 및 활동가들이 평화연구를 기반으로 해서 포스트 냉전 시대에서의 새로운 한일관계의 모습에 대해서 대화하고, 시민사회 영역에서부터 '65년체제'를 넘어서는 방법을 제안하는 것입니다. 과거의 '한일연대'를 정치적・운동론적인 시점에 가두지 않고 사회적・경제적 영역에까지 넓혀 21세기 한일관계에 어울리는 개념으로 재생하여, 이것을 평화연구와 접목시키고자 합니다. 2020년 12월에는 각 분야의 전문가가 한자리에 모여서 심포지엄을 개최하여, 학제적인 접근을 통해 제시하는 '한일연대'의 새로운 패러다임을 연구자와 시민사회가 공유합니다.

*본 포럼은 한국국제교류재단(KF)의 지원으로 운영됩니다.

(日付部分をクリックすると詳細をご覧いただけます)
【第1回】2020年7月1日(水)15:00-17:00 講師:小林久公さん(「過去と現在を考えるネットワーク北海道」代表)
講演「強制動員真相究明ネットワークのあゆみ」
会場:本学東アジアメディア研究センター
●講師プロフィール
1942年札幌市で生まれる。札幌南高校、法政大学を経て札幌信用金庫に2002年まで勤務。高校時代に60年安保闘争に参加、小説『高校生たち』のモデルの一人。1982年ごろから北海道の開拓の歴史や底辺労働者の問題などの調査・研究を始める。現在、強制動員真相究明ネットワーク、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動、戦争させない市民の風北海道などで活動している。
【第2回】2020年8月5日(水)15:00-17:00 講師:安海龍さん(アン・ヘリョン、ジャーナリスト)
講演「朝鮮人労働者の慰霊、そして日韓の市民社会」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
韓国の映像ジャーナリストの第1世代として活躍する映像作家。日本に本拠を置くジャーナリスト集団「アジアプレス」などで活動している。 2014年に朝鮮人元慰安婦・宋神道さんの10年間に及ぶ裁判と闘争を描いた長編ドキュメンタリー「オレの心は負けてない」を発表。映画制作のかたわら来日を重ねて各地の朝鮮人労働者の慰霊碑を撮影し、2019年にはこれらの写真を紹介するサイト「散らばった歴史 忘れられた名前」を公開している。
*当該サイトはこちらから見られます ➡︎ https://monument.sisain.co.kr (ページの右側の「日本語版で読む」をクリック)

【第3回】2020年9月16日(水)15:30-17:30 講師:松井理恵さん(まつい・りえ、跡見学園女子大学・講師)
講演「森崎和江『慶州は母の呼び声』韓国語版出版によせて」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
2011年筑波大学大学院人文社会科学研究科修了、博士(社会学)。北星学園大学非常勤講師を経て、現職。大邱のフィールドワークをきっかけとして、森崎和江の作品に触れる。大邱在住の朴承柱氏と共同で『慶州は母の呼び声』の韓国語訳を手がけた。
●講演内容
1984年に新潮社から刊行された森崎和江『慶州は母の呼び声―わが原郷』が、36年後の今年9月に韓国で刊行されることとなりました。本書は、植民二世として朝鮮半島で生まれ育った森崎和江さんの回顧録です。講演では、本書が韓国語に翻訳、出版される経緯についてお話しします。そして、今回の韓国語版出版の意義について、参加者のみなさんと考えてみたいと思います。

【第4回・座談会「「日韓連帯」を研ぎ澄まして」<第一部>】2020年10月21日(水)18:00-20:00 <オンライン会議システム「zoom」で非公開で開催。内容は後日アップ予定>
●パネリスト
金敬黙(早稲田大学文学学術院教授)
李美淑(立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター助教)
小田川興(早稲田大学アジア研究所招聘研究員)
寺西澄子(アーユス仏教国際協力ネットワーク教育交流事業担当)
明石薫(Artist Action事務局)
●コーディネーター
玄武岩(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院教授)

●パネリストのプロフィール
*金敬黙(キム・ギョンムク)
早稲田大学文学学術院教授。その他、早稲田大学韓国学研究所・所員、アジア研究所・所長。平和研究、アジア研究、トランスナショナル市民社会論を研究かつ活動領域としている。韓国外国語大学にて学士号を取得し、東京大学大学院・総合文化研究科にて博士課程を修了(東京大学、博士・学術、2006)。編著『越境する平和学』(法律文化社、2019年)、その他多数。
*李 美淑(イ・ミスク)
専門はメディア・コミュニケーション研究。トランスナショナルな公共圏論、トランスナショナルな連帯/市民社会、ジャーナリズムのあり方について研究してきた。著書に『「日韓連帯運動」の時代―1970~80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア』(東京大学出版会、2018)。
*小田川 興(おだがわ・こう)
元朝日新聞ソウル支局長、編集委員。高麗大学東北亜経済経営研究所顧問、聖学院大学特命教授、早稲田大学客員教授を歴任。早稲田大アジア研究機構「日韓未来構築フォーラム」を立ち上げ、09年から「日韓誠信学生通信使」交流を展開。日本記者クラブ会員。著書に『38度線・非武装地帯をあるく』、『被爆韓国人』(編訳)、『北朝鮮問題をどう解くか』(編著)など。
*寺西 澄子(てらにし・すみこ)
2000年、日本国際ボランティアセンター(JVC)入職。2001年にスタートした日・朝・韓の子どもたちの絵画展「南北コリアと日本のともだち展」実行委員会の事務局を担当し、韓国、朝鮮との交流活動に従事。2017年より現職。
*明石 薫(あかし・かおる)
千葉大学にて生涯学習を専攻。在学中よりアートプロジェクト等の企画・運営を行う。大学卒業後、千葉市美術館、武蔵野プレイスにてイベント企画や図書館業務を担当。並行して科学研究費の事務職等を経て2019年独立。日/韓/在日のアーティストにより結成された団体「Artist Action」では2010年より事務局をつとめる。

【第5回】2020年11月11日(水)15:00-17:00 講師:木村典子さん(きむら・のりこ、公益財団法人北海道演劇財団専務理事)
講演「北海道と韓国の演劇交流」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
旭川市生まれ。1997年、語学留学のために渡韓。98年から韓国の劇団木花の制作を担当。2008年からフリーランスのプロデューサー、コーディネーター、通訳・翻訳者として活動する。また、外務省の第3期日韓文化交流会議の委員として参加し、提言書の作成にかかわる。14年に帰国し、現在、北海道演劇財団プロデューサー。

【第6回・座談会「「日韓連帯」を研ぎ澄まして」<第二部>】2020年12月2日(水)18:00-20:00 <オンライン会議システム「zoom」で非公開で開催。内容は後日アップ予定>
●パネリスト
金敬黙(早稲田大学文学学術院教授)
李美淑(立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター助教)
小田川興(早稲田大学アジア研究所招聘研究員)
寺西澄子(アーユス仏教国際協力ネットワーク教育交流事業担当)
明石薫(Artist Action事務局)
●コーディネーター
玄武岩(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院教授)
●パネリストのプロフィール
*第4回の座談会第一部をご参照ください。

【第7回】2020年12月16日(水)18:00-19:30 講師:徐潤雅さん(ソ ユナ・立命館大学コリア研究センター客員研究員)
講演「富山妙子が描いた韓国民主化運動 -《朝鮮風景》から《光州のピエタ》まで」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
韓国釜山生まれ。大阪大学大学院文学研究科(日本学)博士課程修了。博士(文学)。韓国語の非常勤講師をしながら研究活動中。富山妙子を中心に、戦後日本の芸術と社会運動の接点について関心を持っている。主な論文に「韓国民主化連帯運動と文化活動ー関西における〈光州連帯〉版画巡回展を中心に」『同時代史研究』第10号、同時代史学会、2017年、「韓国民主化運動を描くー光州事件と画家たち」『日本学報』第37号、大阪大学大学院文学研究科日本学研究室、2018年など。
●講演内容
1980年、東京にいた富山妙子は韓国で起きた光州事件のニュースを耳にすると、すぐに版画の制作に取り掛かりました。スライド化したその作品は、同年7月から日本内外で上映されることとなりました。版画のイメージはそれ以前の作品との連続性を見せながらも、以前より力強い表現へと変化を見せます。富山はどのようにして3週間という短い期間に40点以上の版画とスライドを制作することができたのでしょうか。光州市民の闘いと犠牲を見て、涙ながらに作品に込めた思いとはどのようなものだったのでしょうか。1960年代及び1970年代の作品などを参考にイメージの源泉を探りながら、そのイメージがどのように繋がり、変化していったかを明らかにします。また、そこから見える富山の「韓国観」を考えます。

【第8回】2021年2月17日(水)16:30-18:00 講師:呉世宗さん(オ セジョン・琉球大学教授)
講演「沖縄と朝鮮人」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
1974年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(学術)。琉球大学人文社会学部教授。主な著書に、『リズムと抒情の詩学――金時鐘と「短歌的抒情の否定」』(生活書院、2010年)、『沖縄と朝鮮のはざまで――朝鮮人の〈可視化/不可視化〉をめぐる歴史と語り』(明石書店、2019年)。主な論文に「金嬉老と富村順一の日本語を通じた抵抗」(『琉球アジア文化論集』4号、2018年)、「到来する歴史、積み重ねられていく小さな時間」(『越境広場』4号、2017年)など。
●講演内容
沖縄と朝鮮人。これまであまり注目されてこなかった問題であるが、沖縄を考える際に重要な視点を提供する問題である。講演では沖縄戦時と50年沖縄における朝鮮人の境遇を、また現在遺骨発掘が進められていること、それが東アジアという文脈において貴重な経験になっていることをお話しする。
【第9回】2021年3月10日(水)16:30-18:00 講師:本庄十喜さん(ほんじょう・とき、北海道教育大学札幌校准教授)
講演「地域史の「掘り起こし」から戦後補償運動へ―名古屋の事例から―」
<オンライン会議システム「zoom」で開催>
●講師プロフィール
東京都生まれ。青山学院大学法学部卒、明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。専攻は日本現代史、戦後補償運動史、平和教育。
【主要業績】
内海愛子他著『日韓の歴史問題をどう読み解くか』(新日本出版社、2020年)
杉並歴史を語り合う会・歴史科学協議会編『隣国の肖像-日朝相互認識の歴史』(大月書店、2016年)
歴史教育者協議会編『すっきりわかる!歴史認識の争点Q&A』(大月書店、2014年)
本庄十喜「「日本社会の戦後補償運動」と「加害者認識」の形成過程―広島における朝鮮人被爆者の「掘り起し」活動を中心に―」『歴史評論』761号(2013年9月)など。
●講演内容
1970年代に始まる地域における空襲記録運動や、そこから広がる戦争の「掘り起こし運動」は、かつて軍需工場が多く存在した「軍都」名古屋でも行われていた。報告者は2009年に「愛知民主会館」を調査で訪れた際、愛知県平和委員会理事長で「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」の代表でもある高橋信と出会う機会に恵まれた。その際、名古屋・三菱重工での朝鮮女子勤労挺身隊の徴用と幼い彼女たちの被災・戦災という事実、そして「支援する会」の存在を知る。それ以降、毎週金曜日に品川駅と三菱重工本社前で行われている抗議行動に度々参加し、会のメンバーと行動を共にする中で、運動の経緯など多様な話を伺うことができた。
報告者の研究目的は、戦後補償を求める運動の歴史を探ることにあるが、本報告では名古屋を事例に、地域史の「掘り起こし」がやがて戦後補償運動につながる過程の一端を紹介したい。
●参加方法
*参加ご希望の方はメールでお問い合わせください。当日zoomに接続するためのURL等をお知らせします。
*ネットでのご参加が難しい方は北海道大学での視聴も可能です。事前にお問い合わせください。
連絡先:
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
東アジアメディア研究センター
下郷沙季
電話:011-706-5143
mail:shimogo200@gmail.com