ホーム > メディア研究コラム > 観察中国傳媒(第3回)

メディア研究コラム

観察中国傳媒(第3回)

2010年9月9日

中国メディア界において、調査報道などで生彩を放つ広東の「南方新聞メディアグループ(南方報業傳媒集団)」発行の研究誌「南方傳媒研究」の23、24期(2010年7月発行)に、本センターの高井潔司、西茹研究員の論文が相次いで掲載された。

高井論文は日本の調査報道を取り上げた「DNA鑑定で“偽牛肉”を暴露」、西論文は日本の災害報道をテーマにした「ヘリコプターが24時間待機」。従来、中国において日本のマスコミの動向は、記者クラブの政府発表によりかかった政府べったりの報道といったステレオタイプな紹介にとどまっていたが、今春、西研究員が南方新聞メディア集団を訪問した際、日本の新聞報道にも学ぶべき点があると指摘したところ、ぜひ連載の形で紹介して欲しいと依頼を受けた。

現在、中国では、国際社会における中国イメージの改善がメディア改革の柱の一つに挙げられている。中でもメディア自体の信頼度、発信力を高めることがその第1歩という指摘があり、大いに海外のメディアから学ぼうという姿勢も生まれている。今後、日本メディアの自律制度、新興メディアと伝統メディアの角逐などのテーマを検討している。(高井)

本文は、南方傳媒研究のサイトでも読むことができます。